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2013年1月22日火曜日

メキシコ7日目「国境の野球とメキシコ人」★★★

この日は色々とあった。

主には3つ。
・野球の試合を奇跡的に見れたこと
・エルモシージョのメキシコ人と合流
・綺麗なwifiが使えるホテルに泊まった

前日に引き続き、バスで朝を迎えた。

昼11時にメヒカリにつき、ホテルを探すことにした。

もともと行く予定がなかった土地なので、何の情報も調べていない。

スローなwifiとhotels.comを使って、ホテルの周辺は画面保存しておいたぐらい。

最悪、ホテル代が5000円を超えるのは覚悟しておいた。

ホテルの場所がわからなくなった。

とりあえず、球場を目指して歩いた。

バッグを背中と胸にからう。

タクシーからクラクションを鳴らされ、地元の人からは変な目で見られる。

ザ徒歩。

歩いていると、こりゃまた、道がわからなくなった。

地元の人に聞くと、ここらへんはリゾートで、安いホテルはないとのこと。

こりゃもう言うしかねえ!と思った。

「あなたのところに泊めてくれないか?」

「いいよ!ただ、今から仕事の申請をするから待ってくれ。」

なぜかすんなりと事は進み、彼の職場に行くことになった。

ぎりぎり、英語が通じるレベルの会話。

彼の名は、パーゴ。

彼の職場の外で10分待つことになった。

20分たっても出てこないので、横のカフェに入った。

コーヒーは25ペソと日本と変わらないぐらい。

よしゃ!

wifiが使えたので、念のために、ホテルの位置を調べなおした。

結局30分後に彼は戻ってきた。

言われるがままに、彼の家に向かう。

11ペソのバスに乗って、30分。

たどり着いたのは、古い住宅地。

家には部屋が2つしかない。

それでも、彼はもてなしてくれた。

本当にありがたく、子供と戯れた。

陽気な時間。

と、ウエルタ(エルモシージョのメキシコ人)から電話がかかってきた。

「今どこにいんだ?メヒカリついたで。ホテルは会社の金だから。お前も自由に泊まっていいぞ。」

ありゃーどうしよー。

パーゴになんて説明しよう。

もやもやした時間があって、結局、ホテルに行くことに決めた。

パーゴ、ありがとう。東京から写真を送るばい。

ホテルは綺麗だった。

アウエィのプロ野球チームが泊まるぐらい、基本的なものは完備されていた。

ベッドは大きくて、暖かいシャワーが出て、朝食がついている。

メキシコの旅で、1番の宿泊場所であることは間違いない。

時刻は3時。

今までメキシコ野球を見た予感。

チケットはすでに完売している。

そうだ!

ホテルの外で、アウエィの選手に声をかけよう!

チケットをもらえる可能性があるのではないか!

と、ウエルタが提案して、実行することにした。

しょっぱな、声をかけた、ドミニカ人。

な、な、なんと!

日本は、広島カープでプレーしたことがあるらしい。

奇跡や!と思いつつ、チケットを頼んでみた。

「OK!クラブハウスに来て、俺の名前を言ってくれ。1枚あげるよ。」

奇跡や!と思いつつ、保険をかけることにした。

名前をノートに書いて、写真を一緒に撮った。

後々、この写真に助けられるのであった。

準備をして、試合に向かった。

球場はホテルから歩いていける距離。

また来る機会があったら、このホテルに泊まるだろうという立地。

球場につき、クラブハウスを探す。

予感があった。

クラブハウスに入るまでのゲートで足止めをくらう。

そうだろうな!と思いつつ、なんとか進入するしかない。

ガードマンに聞くもたらい回しになる。

こっちだよ、あっちだよ。

厳しい状況ねー。

横には、メキシコ人のウエルタ。

30分ぐらいねばり、なんとか説得した。

クラブハウスに行き、チケットをもらって、戻って来いとのこと。

まあ90%ぐらいは、日本では起こりえない奇跡。

いや、入らせてくれるんかい!入らせていいんかい!笑。

嘘をついているわけでもなく、チケットがなくても戻るきもない。

これが、メキシコ野球よ。

クラブハウスに向かうと、普通に選手に会えた。

こんなに簡単に入れていいんかい!とまた笑った。

ちょいまて!と言われ、待つことに。

10分後、彼は戻ってきて「チケットはないけど、大丈夫だ」。

と、また、ラテンな発言を繰り出してきた。

ま、ええやろ!!

球場はこりゃまた綺麗だった。

グアサベやシティの球場よりも、確実に整備されている。

まさに、野球場!という雰囲気だった。

メキシコの国歌と、軍による、旗のセレモニー。

いい時間だったねー。

いい写真を撮れたねー。

こんな遠い果てにも野球があって、ここに自分がいる。

なんか凄いなーと思いふけった。

試合はオブレゴンペース。

メヒカリが得点圏を活かせない攻撃が続く。

ファイナルの第一戦らしい、ロースコアな、緊張した試合運び。

球場には、ラテンな音楽。

異国で野球を見ていることを実感するねえ。

結果、5-2でアウェイのオブレゴンが勝利した。

逆転劇やランナーが貯まる展開がなかったので、試合自体は面白くなかった。

この日の写真はこちら。

野球以外は→Mexico/2013/1/22

野球は→Mexico/Estadio Tomás Oroz Gaytán/2013

そんな感じで、メキシコ7日目でした。

ノートの下書きを、流れるままに書いてみたのでした。

ちゃんちゃん。

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