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2013年5月2日木曜日

アメリカの旅「さよならジョニーエッグ」

昨日の話。

野球の試合から帰ってきて、飯を食べようとした。

パスタ。

楽しみにしながら、冷蔵庫をあけて、食材を探す。

あれ・・。

見つからない。

パンや牛乳はあるのに、パスタとソーセージがない。

やられたか・・。


海外の格安ホテルでは、冷蔵庫を共同で使うことが多い。

買ってきたものが盗まれることや、勝手に食べられることは往々にしてある。

基本的に犯人はわからないし、スタッフの人にわざわざ言うこともない。


「めんどうなことすんなー。」

と、1人でわめきながら、冷蔵庫をふと見る。

あれ?

おろ?

自分のパスタとソーセージがあるぞ。


事件の発生後、1分後に犯人を特定したのであった。

名前は、ジョニー。

バナナと卵が入った箱のラベルにはそう書いてあった。

おれの気持ち。

「おいおいおいおいおいおい。盗むなら上手に盗めよな。俺はなあ、小学生から付き合いのある友達が探偵をやってんだぞ。。」

その名も、名探偵コナン!

大事なパスタとソーセージが盗まれたことには、すごく腹が立っていた。

試合後で疲れていたし、なんせ、遠出してまで、手に入れた食材だった。


さてどうするか?

腹いせに、ジョニーの食べ物を全部食べてやるか?

受付に言って、ホテルからはじき出してもらうか?

ここで、心にながれる。

「憎しみを増幅させてはいけない。おれが、憎しみの連鎖を断ち切るってばよ。」

盗まれたから盗み返す。嫌だから先生に言う。

どーも、センスのない行動に思えた。

お!!!!!!!!!!

これはおもろいぞ!!!!!

おおおおおお!!!!!

頭に浮かんだアイディア。

「ジョニーのなまたまごを全部ゆでたまごにしよう。」

「オゥ。。クアアアアア??オーマイガー!!!!ナンテコッタ!!」

と、ジョニーがあわてふためく姿が目に浮かぶ。

われながら、自分のセンスに脱帽する瞬間であった。

憎しみを笑いに変える。

なまたまごをゆでたまごに変える。

この、あまりあまったイタズラ精神を何かにいかせないものか。

たまごを見ながら笑う自分を、

目の前にいたアメリカ人は気味悪そうに見つめるのであった。

さよならジョニーエッグ

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