昨日の話。
野球の試合から帰ってきて、飯を食べようとした。
パスタ。
楽しみにしながら、冷蔵庫をあけて、食材を探す。
あれ・・。
見つからない。
パンや牛乳はあるのに、パスタとソーセージがない。
やられたか・・。
海外の格安ホテルでは、冷蔵庫を共同で使うことが多い。
買ってきたものが盗まれることや、勝手に食べられることは往々にしてある。
基本的に犯人はわからないし、スタッフの人にわざわざ言うこともない。
「めんどうなことすんなー。」
と、1人でわめきながら、冷蔵庫をふと見る。
あれ?
おろ?
自分のパスタとソーセージがあるぞ。
事件の発生後、1分後に犯人を特定したのであった。
名前は、ジョニー。
バナナと卵が入った箱のラベルにはそう書いてあった。
おれの気持ち。
「おいおいおいおいおいおい。盗むなら上手に盗めよな。俺はなあ、小学生から付き合いのある友達が探偵をやってんだぞ。。」
その名も、名探偵コナン!
大事なパスタとソーセージが盗まれたことには、すごく腹が立っていた。
試合後で疲れていたし、なんせ、遠出してまで、手に入れた食材だった。
さてどうするか?
腹いせに、ジョニーの食べ物を全部食べてやるか?
受付に言って、ホテルからはじき出してもらうか?
ここで、心にながれる。
「憎しみを増幅させてはいけない。おれが、憎しみの連鎖を断ち切るってばよ。」
盗まれたから盗み返す。嫌だから先生に言う。
どーも、センスのない行動に思えた。
お!!!!!!!!!!
これはおもろいぞ!!!!!
おおおおおお!!!!!
頭に浮かんだアイディア。
「ジョニーのなまたまごを全部ゆでたまごにしよう。」
「オゥ。。クアアアアア??オーマイガー!!!!ナンテコッタ!!」
と、ジョニーがあわてふためく姿が目に浮かぶ。
われながら、自分のセンスに脱帽する瞬間であった。
憎しみを笑いに変える。
なまたまごをゆでたまごに変える。
この、あまりあまったイタズラ精神を何かにいかせないものか。
たまごを見ながら笑う自分を、
目の前にいたアメリカ人は気味悪そうに見つめるのであった。
さよならジョニーエッグ
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