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2013年4月14日日曜日

アメリカの旅「韓国人のおばちゃんとシックスダラー」

長いです。

昨日の昼頃の話。
腹が減ったので、ある食べ物を探していた。
いつも食べている、ボリューム重視のサンドイッチ(SUBWAY)。

ふと、目についたのは、小さな商店。
中をのぞくと、セルフで盛る感じのそうざいが見えた。
「チャイニーズだな。米を久しぶりに食べるか。」と店内に入った。

カウンターにいたおばちゃんに声をかける。
「Is this Chinese food?」
「No Korean.」

久しぶりのアジアンフードはテンションが上がる。
米も豆腐も肉もキムチも、なんでもある。
楽しく選びながら、カウンターにむかった。

カウンターのおばちゃんは韓国人だった。
韓国野球を1周したこと伝え、知っている韓国語を駆使すると、
「よく知っているね!」と笑顔を見せた。

おばちゃんとは、野球の話で盛り上がった。
チェドンヲン(伝説の韓国人プレイヤー)の名前を出したときの笑顔は素敵だった。
なにげない、買い物のひととき。

ホテルにもどり、買ってきた惣菜を食べた。
いつぶりかのアジア食は本当にうまい。
インゲンの旨さといったら、それはもう。


夜7時を過ぎ、お腹が減ってきた。
この地にいるのも最後だし、さっきのとこに行くか。
「どうせ使うお金なら、アジア人へ。いいおばちゃんやったしな。」という気持ちがあった。

昼間のドアをまたノックする。
同じようにおばちゃんはそこにいて、
「あらまたねー。」との表情を見せた。

食材は昼間と変わらず、アジアの彩り。
唐揚げ、やきそば、ほうれん草。
食べることを想像するだけでも、楽しめる世界があった。

パックに詰めて、カウンターにもっていく。
レジの表示には、「6,89ドル」。
おばちゃんの返答は、「シックスダラー」。

せつなに、いろんなことが頭をよぎった。

野球、ありがてえなあ。
おばちゃん、やるなあ。
こういう体験、何回もするなあ。
おれが欧米系の人間なら、有り得ないんだろうなあ。
やっぱり、海外にいると、1番仲良くなるのは韓国人だよなあ。
おれも誰かに同じことをしてやりてええなあ。

フィラデルフィアでの、そんな、ささいな出来事。

いい思い出をありがとう!

「韓国人のおばちゃんとシックスダラー」でした。

ちゃんちゃん。

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