今、アリゾナにいる。
実は、3年前に、自分はここに来ていた。
ばってん、ほとんど記憶が無い。
人生1番の病み期ならぬ、闇期時代の話。
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今回は、弟と一緒に旅をしている。
アメリカに来るのが初めての弟。
英語が話せないため、ホテルにいても誰かに声をかけられることが怖く。
野球のチケットを買うことですら、緊張する。
そんな彼を見ながら、3年前の自分を思い出す。
アリゾナと私の話。
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3年前の2011年。
周囲の友達が大学を卒業するなか、自分はアメリカに行くことを決めた。
何かをやらなければ、自分自身がもたなかった。
「アメリカに行く」ことを支えに、その時期は生きていた。
アメリカに何があるのか、現地で何をするかさえわからない。
英語も全く話せない。
日々、ベットにこもっていた。
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3年後の今。
目的をもって、アリゾナを周った。
レンタカーを使って、英語を駆使して、積極的に動いている。
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なんっつうか、泣きそうになる。
球場を周っているとさ、3年前のかすかな記憶がよみがえる。
ばってん、
かすかにしか思い出せなくてさ、
自分の記憶から消し去りたいぐらい、
嫌なのか、辛いのか、そんな時期だったんだろうなあと。
過去の自分を思い出せない。
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今、こうやって、心の何かが安定するまで、3年かかった。
辛い経験が、今の自分の強さや自信を作っている。
そんなことは到底思えず、
ただ、
思い出せもしない過去が自分の中にある。
アリゾナと私。
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