①本の概要
題名:神様のカルテ
著者: 夏川草介
発行:2009年
内容:栗原は信州にある「24時間、365対応」の病院で働く、29歳の内科医である。ここでは常に医師が不足しており、専門ではない分野の診療をするのも日常茶飯事なら、睡眠を3日取れないことも日常茶飯事だ。妻・ハルに献身的に支えられ、経験豊富な看護師と、変わり者だが優秀な外科医の友人と助け合いながら、日々の診療をなんとかこなしている。 そんな栗原に、母校の医局から誘いの声がかかる。大学に戻れば、最先端の医療を学ぶこともできる。だが、大学病院や大病院に「手遅れ」と見放された患者たちと、精一杯向き合う医者がいてもいいのではないか。第十回小学館文庫小説賞受賞作。201年本屋大賞第2位。(参考:アマゾン)
内容2:
第一章 満天の星(次郎、狸先生、細君、水無さんとの病棟での出来事)
第二章 門出の桜(学士殿の帰省)
第三章 月下の雪(安曇さん)
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②総合評価 :18点(30点中)
読みやすさ :4点 医療に関する言葉はありますが、平易な言葉が使われ、読みやすいです。
キャラクター:4点 男爵や学士殿のキャラクターは面白い!
言葉/文体 :3点 物事を比喩的に表現しており、言葉選びのこだわりが伝わってきます。
どんでん返し:2点 特に、どんでん返しというのはありません。
読後感 :2点 よかった!まじか!続きが読みたい!という感じではありませんでした。
好み :3点 温かい話が続くため、個人的には好きな作品です。
③私の感想
読みやすく、全体的に明るい内容であるため、個人的には好きな作品でした。特に、細君・次郎・学士殿・男爵のキャラクターは面白おかしく、すらすら読めます。大学病院と地方病院の現実を少し垣間見ることができ、知識としても楽しめます。また、私も二度訪れたことがある、長野県の松本市を題材としており、現地の雰囲気を想像しながら楽しめました。
気になった点:
1、大衆に愛されそうな作品であるため、否定する人が出てきそう。
2、主人公が本庄病院に戻る決断をしたのは、第三章の安曇さんや細君との未来を踏まえてだと思うが、これらのエピソードだけでは、決断材料として弱い。
3、薄くて浅いなと少し感じてしまいます。
こんな人におすすめ:
1、ほっこりした小説を読みたい方
2、さらっと、明るい小説を読みたい方
3、医療関係で働きたい方
2、さらっと、明るい小説を読みたい方
3、医療関係で働きたい方
本を読むために必要な時間:2時間10分
この書評へ投資した時間:30分
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