ページ

2013年1月30日水曜日

詩「憧れた街に1人」

憧れた街がある。

遠い果てに。

バスはあるの。

どんな人が住んでいるの。

いったいなんや。


台所に1人。

お母さんは夕方に帰ってくる。

どんな世界があるの。

初めてみつけた。

憧れる街。


バスに1人。

揺られる。

当たり前のように。

180ペソと3時間。

憧れは忘れた。


台所に1人。

かみしめるほどもなく。

感無量になるわけでもなく。

あの頃の感覚を思い出す。

今とあの頃を比べる。



今こうしてここにいる。

平然と。

憧れた街に1人

0 件のコメント:

コメントを投稿