さっき、サンフランシスコについたさ。
結構な距離を移動したよ。
ホテル→マイアミ空港→ロサンゼルス空港→サンフランシスコ空港→ホテル。
まあ、無事につけてよかった。
★
あと16時間後にさ、野球の試合が始まる。
WBC準決勝、日本VSプエルトリコ。
なんていうかさ、すごいよ。
★
約1年前の2011年12月。
WBCという、この大会を見ることを誓った。
そのときはさ、どのチームを見ようと、気にしていなかった。
野球を見て、発狂する、世界の人を目におさめるのが目的だった。
★
2012年4月。
韓国野球を1周した。
国内でこんなに野球が人気なのか?と正直ビビった。
韓国野球に愛着がわき、選手がわかるようになった。
★
2012年5月・6月頃。
日本代表がWBCに出場するしないなんちゃらでもめていた。
個人としては、どうでもよかった。
日本が出場しようとしなかろうと、WBCを見に行く事に、変わりはない。
どうせ出場するんだろうし、日本か韓国がどちらか、アメリカに来てくれたらいいと思っていた。
★
2012年秋。
日本代表がWBCに参加することが決まった。
興奮するわけでもなく、やっぱりかと、ただ思った。
日本代表の試合があるころは、別のところで野球を見ている。
中米野球で頭がいっぱいだった。
★
2013年1月
メキシコで野球を見た。
チケットは売り切れになるほど人気で、またビビった。
メキシコでそんなことが起こっているとは、夢にも思わなかった。
★
2013年2月
キューバ人に会って、知った。
キューバ国内で、いかに野球が人気か。
いかに、日本野球・アジア野球を恐れているのか。
毎日発行される新聞には、WBCに関する記事がデカデカと載っていた。
キューバ=野球という、昔からのイメージが目の前に、現実としてあった。
★
2013年3月
WBCの予選が福岡と台湾で始まった。
時差の関係で朝5時から試合。
起きるのが大変なこと、大変なこと。
★
2013年3月
WBCの予選がこちら、プエルトリコとマイアミでも始まった。
「人生で、野球をこんなにも見たのは初めてではないか?。」
そのくらい、ただ、野球漬けの日々だった。
朝6時に起きて、アジアの予選をPCで見る。
昼12時にホテルを出発して、中米の予選を現地で見る。
夜1時に家についたとおもったら、数時間後にPCで別の試合。
よく動いていた。
★
確かに、きつさはあった。
3時間睡眠で、不規則な生活で、慣れない土地。
疲れないわけがなかった。
ところが、いざ、PCの画面にたつと変わった。
眠気でショボショボする目も、みるみる冴える。
各国の代表として活躍する選手を応援したかった。
今まで訪れた、韓国・キューバ・メキシコ・カナダは、なおさら気合が入った。
★
2013年3月
プエルトリコとマイアミで野球を見た。
こちらの人は、自分が生まれた国を、本気で応援する。
それはもう、兄弟が出場しているのか?ってぐらいに。
ドミニカファンは、ドミニカ代表に、口が張り裂けそうな声援を浴びせる。
その姿は、羨ましく写った。
同時に悔しかった。
プエルトリコ人とドミニカ人に囲まれる中、唯一のアジア人。
俺も本気で応援したい。
★
2013年3月
日本代表がサンフランシスコでの準決勝行きを決めた。
その事実を知った時、かなり嬉しかった。
「本気で応援してやる!」と直感で思った。
★
台湾や韓国が決勝に来ていたらどうなっていたか。
「心の底から応援する。」とはならなかったように思う。
それは批判ではなく、今の自分の現状がそうなのである。
アイデンティティうんぬんではなく、そうなのである。
隠すことが出来ない感情なのだ。
偽れない、奥底に隠れてあるもの。
★
「本気で自分の国を応援する。」
その衝動性に今まで駆られたことがなかった。
日本野球が当たり前のようにあって、勝っていたから。
本気で応援したい!と思わせてくれた、中米野球。
本当にありがてえ。
★
2013年3月16日
今日。
サンフランシスコの空港におりたち、調べ物をした。
プエルトリコの相手の先発投手って誰だろう?
画面に現れたのは、
「Kenta Maeda」
ん?日本人じゃね?日本じゃね?
空港で、思わず、ガッツポーズをかました。
頭の中は、プエルトリコ側の応援側にまわっていた。
★
あとすこしで、日本代表が目の前にいる。
そんなことが現実に起こるのか?
と、不思議な気持ちでいる。
めぐりめぐって、出てくる言葉は、1つ。
「すごいよ」
そんな感じで、2013年WBC決勝の地。
サンフランシスコにたどり着いた。
日本ば全力で応援するばい。
0 件のコメント:
コメントを投稿