詩「楽しそうなふりをしている」

みんな、楽しそうなふりをしている。

周りに気を使って、できるかぎりの笑顔をバラまいて、

みんな、楽しそうなふりをしている。

高いものを買って、必要のない量をそろえて、周りにアピールして。

本当に楽しいのなら、

周りは見えないだろうし、人の目を気にしないだろう。

子供のような、無邪気な笑顔はどこでなくした。

別に、人生楽しくなくたっていいだろう？

無理に、楽しむ必要はないだろう？

楽しそうなふりをしていると、

何が楽しいのか、

本当に楽しい時どんな表情を見せたらいいのか、

わからなくなるぞ。

ゆっくりと、ゆっくりと、楽しいと思うことを探していく。

ゆっくりと、ゆっくりと、探して見つけた楽しいと思うことを大事にする。

楽しそうなふりをする前に。