【本の概要】
題名:テンペスト
著者:池上 永一
発行:2008年
リンク:アマゾン
内容1:美と教養と見栄と意地が溢れる珊瑚礁の五百年王国は悩んでいた。少女まづるは憧れの王府を救おうと宦官と偽り行政官になって大活躍。しかし待ち受けていたのは島流しの刑だった――。見せ場満載、桁外れの面白さ!(参考:アマゾン)
【私の感想】
・個人的にはとても面白かった。琉球王国に関する空想の物語としてみれば、わかりやすく、展開が早く、非日常的で面白かった。おそらく、史実とは大変に違う部分があるだろうが、エンタメと思って読めば楽しめる。ペリーとの折衝や、封建体制で成り立つ国の葛藤や、薩摩と清国への配慮や、国の生き残り方は読んでいてワクワクすることができた。
【気になった点】
・文章の量が多く、出来事が多い分、所々の矛盾を感じる。さっきまで、怒り狂い戦った両者が、その出来事に関する感情はどこにいったのか、次の章では仲良くなって話をしる。あれ??ということがたくさん起こる。
・所々、現代風な、軽薄なセリフが出てきて、気持ち悪さを感じる。
・女としての設定がもたらす意味ってなんだったんだろうと思った。寧恩だけの設定で不都合があったのだろうか。
・文章は軽い。
【かっこいい表現や言葉】
とくになし
【こんな人におすすめ】
1、今までにないような本を読んでみた方
2、沖縄出身or沖縄好きな方
3、ドラクエやFFが好きな方
【時間】
本を読むために必要な時間:
この書評へ投資した時間:15m
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